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Cultural Event - Japan Week

S19のRIです。本日は課外活動の一つであるCultural event、及び今年2月末に開催したJapan Weekについてご紹介します。 世界各国から学生が集まるHECでは、各生徒が異文化交流の一環として自国の文化を紹介するイベントを、各国の在校生が自主的に行っています。私たち日本人在校生の企画により、昨年の11月より準備を進めてきたJapan Weekというイベントを2月の最終週に開催しました。 私たちの代の日本人はS19とJ20合わせて約20人とかなり大所帯であり、それぞれがコンテンツ企画・フード準備・学内P R・スポンサー獲得渉外・会計などと役割を分担して進めてきました。最終的には3日合わせて300人ほどの集客となり大成功の結果となりました。 予算や集客などを考慮しながら、今年度は下記のコンテンツを提供する事に決めました。 ■Day1 縁日体験 日本のお祭り文化の紹介として縁日を模したイベントを初日に企画しました。射的やスーパーボールすくいや書道体験などに加え、お面と一緒に着物を羽織って写真撮影ができるブースなども設置しました。また焼きそばに加えチョコバナナやみかん飴も準備し、本当に日本の縁日に参加している様な感覚を味わう事が出来たと思います。 ■Day2 日本酒テイスティング フランスで2017年から開催されている日本酒のコンクール(品評会)を運営する Kura Master 様に協力を頂き、日本酒のレクチャーを受けてもらった後に参加者に実際に試飲をしてもらう事を企画しました。フランスの歴史的食文化である≪食と飲み物のペアリング≫を、日本酒と食という観点からも体験してもらえる機会になったと感じています。 ■Day3 日本料理ブッフェ&ソーラン節 メインイベントとなる最終日には日本食のブッフェに加えて、クラスメイト達からの認知度も高い’Sushi’の作り方を説明し、自分たちで作ってもらうという体験型のイベントを企画しました。さらに、今年度は パリにも支店を持つ一風堂 を運営する力の源ホールディングス様による全面的な協力のもと、会場に店舗の方に来て頂きラーメンを提供して頂きました。最後の締めとして、毎週集まって練習してきたソーラン節を披露し、大歓声の中イベントが終了しました。 ①クラスメイト達との関係性 準備の過程やP R活動などを通じて、たくさん

コロナショックーHECへの影響

今回は空前絶後の世界的危機となっている、新型コロナウィルスのHECへの影響についてお伝えいたします。 日本のメディアでも既に報じられている通り、3/12に行われたマクロン大統領の演説によって、フランスの全ての学校で無期限の休校措置が取られることとなりました。 (その後、3/16に行われた演説で、フランス全土で15日間の外出制限令が発動。) 現在、HECのMBAコースでの感染者の報告はありませんが、グランゼコールの学生などで少数ですが感染者が出ている模様です。 HECでは3/16から1週間全てのクラスが休みとなり、3/23より完全オンラインでの授業再開を予定しています。この措置は事態が改善するまで無期限で実施されることとなっており、4月から始まる予定の新学期も、当面の間オンラインのみでの開講を余儀なくされる可能性が高いです。 また、HECのMBAの特色の一つである、フランス陸軍協力のリーダーシップ研修も既に秋への延期が決まっている他、他大学を招いて行うスポーツ大会のMBATも、5月開催の是非について検討しているとのことです。 S19は4月からの学期は選択科目の受講期間であったため、個人的に(恐らく多くの学生がそれぞれに)楽しみにしていた科目が多く、当面の間授業がオンラインとならざるを得ない見通しとなり、本当に残念に思っています。 上記のように、アカデミック、カリキュラムの面では甚大な悪影響が出ていることは否定できません。どうして自分の留学期間にこの様なことが起きてしまうのか。。。と誰かを恨みたい気持ちになります。しかしながら、(あくまで筆者個人の見解ですが)3月上旬から現在に至るこの危機を、HECの特色である超ダイバーシティ環境で迎えたことは、ある意味では貴重な経験と思っています。 以下、自身の備忘の意味も含めて、3/15の外出制限令に至るまでのHECやフランス国内の雰囲気の時系列と、筆者の雑感を記しておきます。 ・1月中旬から2月中旬 中国武漢を中心とするエピデミックについて、完全に対岸の火事という意識。一方、パリ市内では地下鉄で「コロナ!」と言われた日本人同級生も出てくるなど、やや差別的な言動が散見されるとの話はあったが、基本的に生活への影響はなし。 ・2月下旬 イタリアで感染者が急増。2月中旬の1週間休みでミラノ・ベネチ

ケースコンペティション

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こんにちは。 S19 の N です。 本日は課外活動の 1 つとしてケースコンペティションについてご紹介します。 ケースコンペティションとは、様々な企業の経営課題に対して、チームで解決策を検討し、提言内容とプレゼンテーションの質を競い合うイベントです。テーマは新規事業開発、企業価値評価、マーケティング戦略検討等、多岐に亘ります。(その他、特定の業界にフォーカスしたコンペもあります。)一般的には 4 ~ 6 人程度でチームが組まれます。 私は、 Term1 開始直後の 2019 年 10 月末に RSM 主催の Private Equity Competition と Term2 に入ってから CEIBS 主催の INNOVATE China に参加しました。 RSM のコンペでは、 Valeo という仏自動車部品メーカーを対象会社として、投資後のバリューアップ戦略の検討、事業計画策定、 LBO モデルの作成、 EXIT 戦略、潜在的リスクの分析を行いました。 INNOVATE China は、 5G 、 AI 、ビッグデータ、 IoT 等を使った小売業界における新しいビジネスモデルの検討と幅の広いテーマで、我々のチームは自動車修理業界における OMO (Online-merge-Offline) ビジネスを提案しました。 結論から言えば、最終選考に進むことは出来ませんでしたが( CEIBS のコンペは、 3 月初旬現在一次選考中)、ケースコンペに参加したこと自体は、非常に良かったと思います。 ①     授業外での知識やネットワークの習得 コアタームの授業では基礎的なファイナンスや会計、マーケティングについて学びますが、ケースコンペではそれらを総動員させて戦略に落とし込む必要があり、応用編のような位置づけとなりました。モチベーションが高く、対象テーマに関連する深い知識や経験を元々有した仲間と切磋琢磨することは、通常授業以上の学びがありました。 また、審査員にはアカデミックの教授陣や業界の第一線で活躍する方々が名を連ねることとなる為、コンペ後の懇親会等はネットワーキングの場としても活用出来ます。 ②     自分自身の強みと課題を再認識する機会 これまで仕事で自分が培ってきたスキルが海外でも通用す

アドミッションによるアジアでのセミナーについて

管理人Fです。 世界各地、特に欧州ではここ1,2週間で新型コロナウイルスに関するニュースが増えてきています。HECでは、MBAだけでなくグランゼコール等も含めて、幸いにも感染者は確認されていませんが、希望する学生にはZoomによるオンライン受講が認められるようになるなど、対策が講じられています。 (管理者注:その後、MBAコース以外の在籍者で感染者が確認されたほか、フランス政府の決定を受けて休校措置が実施されています。詳しくは こちらの記事 をご参照ください。) さて、これに関連して、主に受験生向けの関連情報をお知らせします。 春にアドミッションによるアジア各国にビジットが予定されておりましたが、中国や東南アジアについては日程が近かったこともありキャンセルとなりました。アドミッションとのアポイントメントに事前登録した受験生については、1対1でのオンラインセッションを設けてフォローしているようです。 今のところ4月に実施予定の日本と韓国の訪問は正式にはキャンセルされていませんが、同様の措置が取られる可能性が高いとのことです(管理者注:3月26日現在、ビジットは正式に中止されました。)。なお、HEC PARISに関心ある受験生には、1対1のオンラインセッションを現在設定しています。 最新情報はHECの ページ をご覧ください。

Term1の授業について

こんにちは。1月入学( J20 )の K.Y です。 入学して早 2 か月が経過し、キャンパスでの生活や授業にも徐々に慣れてきたように感じる今日この頃です。 さて今回の投稿では、 Term 1 (1月入学の場合は1~3月、9月入学の場合は9月~12月)で受けている授業について、簡単にではありますがご紹介したいと思います。 【 Term 1の授業 】 ・Negosim  下記の授業が始まる前に、3日程度の短期集中して行われるビジネスシミュレーションゲームです。Term1のスタディグループ(5~6名)同士で順位を競い合います。自チームでの戦略に加えて、他チームとの交渉や提携も戦略のカギになります。多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成されるチームの一員として働くことの良さ・楽しさ・難しさを痛烈に体感する(洗礼を浴びる)ことが出来る学びの多い授業です。  こちらの授業については、今後別の投稿で改めてご紹介することを考えています。 ・ Statistics & Business Analytics  分散や標準偏差等といった統計の基本から multiple regression (重回帰分析)等の応用に至るまで、一通りの統計分析手法を学びます。 SPSS という統計解析ソフトも一部使用します。 ・ Financial Accounting & Reporting   財務3表を正確につくるために必要な会計知識・スキルの習得を学びます。 ・ Financial Markets   Future value や CAPM の算出等、金融に関する基礎知識を学びます。 ・ Managerial Economics   需要・供給曲線や市場の独占、ゲーム理論等、ミクロ経済学の基礎を学びます。 ・ Marketing  会社 が抱えるマーケティング上の課題やそれに対する意思決定の事例を基に、 CEO として取るべきマーケティング戦略についての議論を通じて、マーケティングに対する理解を深める授業です。 ・ Leading People & Teams   ダイバーシティに富むチームをどのように機能させるか、またどのように自己の強みを生かしチームに貢献するかを Group work やケース

受験生向けWebinar(2/8)開催報告

2/8に日本人受験生向けに学校紹介のための Webinarを開催致しました。 当初1回の開催を予定していましたが、 想定を超える80名超の方から申込を頂き、急遽2回に分けての開催となりました。 直前に発表された FTのランキング の影響もあるのでしょうか、 これほど多くの日本人受験生にご興味頂いていることを、在校生として大変うれしく思います。 当日は学校紹介プレゼンテーションとQ&Aセッションを行いました。 学校紹介のプレゼンテーションではクラスプロファイルの紹介、September/January Intakeのスケジュールの違い、Coreの授業紹介、その他HECの特徴的なプログラム等をご紹介しました。 授業の内容等のプログラムに関連する情報については、今後もこちらのブログでも随時ご紹介していければと考えています。 Q&Aセッションは、在校生7名がそれぞれ答える形で行いました。 受験生の方からのご質問は、他の欧州ビジネススクールとの違い、September/Janurary Intakeの違い、海外就職の実績、Double Degreeの詳細など多岐に渡りましたが、やはり事前に頂いたご質問も含めて最も多かったのは、出願スコアに関するご質問でしょうか。 スコアには明確な足切り等はなく、インタビューに進めるかどうかもバックグラウンドやエッセイを含めたアプリケーションの総合力で決まると思われますので、「〇〇点だから大丈夫/ダメ」とお伝えするのは難しいところが実情です。 しかしながら、HECでは出願前にスコアと英文レジュメを事前に見せることで、アドミッションからフィードバックをもらうことが可能になっていますので、出願を迷われている方はぜひ活用してみてください。 実際に複数の日本人の在校生が出願時にこのサービスを利用しているようです。 ご興味ある方は こちらのリンク からアカウントを作成し、お手続きください。 今後もブログやWebサイトなどを通じて、プログラムや学生生活に関する情報を発信していく機会を増やしていきたいと考えております。 2020年入学を目指される方にとっては、忙しく辛い時期かと思いますが、最後まで頑張ってください!!! HEC Paris在校生一同応援しております。

受験体験記⑥金融・社費

・基本情報  入学月: 2019/9  出身業界:金融  留学形態:社費  英語・海外経験:旅行、短期留学程度(カナダ 2 カ月、オーストラリア 3 カ月)  受験校: HEC + Vanderbilt + Manchester + LBS  合格校( Waitlist 除く): HEC+ Vanderbilt + Manchester   GMAT ( GRE )提出スコア: 620 相当   TOEFL ( IELTS ) 提出 スコア: 98   HEC へのキャンパスビジットへの有無:有  2018 年 12 月に実施 ・ Why MBA? 学生時代の短期間の留学を通じ、日本で英語を勉強することの限界を感じていたため、若く失敗できるうちに海外で働くか、留学経験を通じてしっかりと英語を身に付けたいと漠然と考えていました。特に大きく気持ちが動いたきっかけは、仕事の範囲が増えるにつれて英語を使った業務が増え、私の英語力不足を明確に自覚したことです。アメリカ人の弁護士との交渉に戸惑ったり、海外チームが作成したエクセルモデルを理解することに時間がかかったりということを契機に、真剣に海外での経験を積み、将来的に英語圏で働くための土台を築きたいと思うようになりました。 ・ Why HEC? 私は以下のプロセスを経て MBA プログラムの絞り込みをしました。 ( 1 )自分の価値観の掘り下げ ( 2 )キャリアゴールの設定 ( 3 )キャリアゴールからの割引で、今の自分に必要なものを考える 今の自分に必要な内容をコア授業で提供している学校群(上記で書いている学校)が自分にとっての最適な学校であり、 HEC が選択肢の一つに挙がりました。 この学校群はいくつかありましたが、その中でも以下の点が HEC を選んだ大きな理由です。 ・プログラムの充実度 ・授業とハンズオンプログラムのバランスが取れていること(極端にどちらかが多すぎるわけではない) ・プログラムの期間が 16 カ月という短すぎないこと ※プログラムが短すぎると授業の内容が消化しきれないと思っていたため ・多様性のあるクラスプロファイル(国籍だけではなく産業の点)が私の価値観に合致すること ・クラスメートの