ケースコンペティション


こんにちは。S19Nです。
本日は課外活動の1つとしてケースコンペティションについてご紹介します。

ケースコンペティションとは、様々な企業の経営課題に対して、チームで解決策を検討し、提言内容とプレゼンテーションの質を競い合うイベントです。テーマは新規事業開発、企業価値評価、マーケティング戦略検討等、多岐に亘ります。(その他、特定の業界にフォーカスしたコンペもあります。)一般的には46人程度でチームが組まれます。

私は、Term1開始直後の201910月末にRSM主催のPrivate Equity CompetitionTerm2に入ってからCEIBS主催のINNOVATE Chinaに参加しました。

RSMのコンペでは、Valeoという仏自動車部品メーカーを対象会社として、投資後のバリューアップ戦略の検討、事業計画策定、LBOモデルの作成、EXIT戦略、潜在的リスクの分析を行いました。INNOVATE Chinaは、5GAI、ビッグデータ、IoT等を使った小売業界における新しいビジネスモデルの検討と幅の広いテーマで、我々のチームは自動車修理業界におけるOMO (Online-merge-Offline)ビジネスを提案しました。

結論から言えば、最終選考に進むことは出来ませんでしたが(CEIBSのコンペは、3月初旬現在一次選考中)、ケースコンペに参加したこと自体は、非常に良かったと思います。

    授業外での知識やネットワークの習得
コアタームの授業では基礎的なファイナンスや会計、マーケティングについて学びますが、ケースコンペではそれらを総動員させて戦略に落とし込む必要があり、応用編のような位置づけとなりました。モチベーションが高く、対象テーマに関連する深い知識や経験を元々有した仲間と切磋琢磨することは、通常授業以上の学びがありました。

また、審査員にはアカデミックの教授陣や業界の第一線で活躍する方々が名を連ねることとなる為、コンペ後の懇親会等はネットワーキングの場としても活用出来ます。

    自分自身の強みと課題を再認識する機会
これまで仕事で自分が培ってきたスキルが海外でも通用することが分かり、自信に繋がりました。一方で、元々プレゼンに対しては苦手意識が強く、英語となると尚酷いクオリティで、同期にかなりテコ入れされてなんとか本番を迎えることが出来ましたが、MBA期間中を通じたスキルアップの必要性をひしひしと感じました。比較的早い段階で、自身の強みと課題を整理する機会を作れたことは貴重でした。

    同期との深い交流
RSMのコンペに参加した同期は皆プロフェッショナルで、コンペを通じて、心から信頼のできる仲間となりました。(逆にCEIBSのコンペは、色々と思うところのあるメンバーもいます・・・笑)非常にタイトなスケジュールであった為、提出締切日直前の数日間は1日に何時間もスタディルームに籠って作業を行う必要があり、深夜を過ぎて、普段は見られない変なテンションとなった同期の姿が忘れられません。アムステルダムまでの珍道中に起きた様々なトラブルも絆を深める良い機会となりました。

プレゼン直前、ロッテルダムにて

また、私の参加したコンペはMBAスクール主催のものでしたが、企業主催のコンペもあります。企業主催のコンペのメリットは、良い成果を出せればインターン(又はその為のインタビュー)に直結する点です。実際に、コンペを通じてインタビューへと選考を進め、見事夏のインターンポジションを獲得した同期がいます。

通常授業の課題等をこなす傍らでコンペの課題に取り組む為、負担は大きく、正直に言えば「何故私はこんな大変な思いをしているのだろう・・・」と後悔をすることもありましたが、結果的には有意義な経験になったと思います。MBA生活の集大成として、もう少し授業からの学びが深まってから、自発的に仲間を募って参加したいという気持ちもあります。

HECは、様々なバックグラウンド(業界、職種)の学生が集まっているので、コンペの課題に向き合う中で新しい視点や自分が持っていない能力に出会うことができます。
皆さんも、入学が決まった際には、是非コンペの参加を検討してみてください!



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