オンキャンパスの子育て環境について

 

オンキャンパスの子育て環境について

 

こんにちは、HEC MBA S25Yです。今回はキャンパスおよびその周辺エリアの子育て環境についてご紹介します。

 

1.      基本情報

家族帯同(妻、渡仏時4歳なりたての娘1人)でキャンパス内の世帯寮に住んでいます。娘はキャンパス周辺の公立幼稚園に通っており、自家用車は所有しておらず、主な移動手段は公共交通機関または電動自転車を利用しています。

 

2.      子供の学習環境(公立幼稚園)

フランスでは3歳以上が義務教育で公立幼稚園の授業料は無料(ランチのみ有料)です。フランスの一般的な学校は毎週水曜および土日が休みで、6週間通って2週間休むというサイクルを繰り返します。娘が通う幼稚園はキャンパスから徒歩で30分、電動自転車で15分程の住宅街に位置しており、園全体の生徒数が30名程度の比較的小規模の幼稚園で、年長クラスと年少・年中の合同クラスの2クラスで構成されています。

 

幼稚園でのコミュニケーションは全てフランス語ですが、これまでHEC生の子供を受け入れてきた実績があることから、先生方はフランス語が話せない子供の対応にも慣れています。また、英語話者の先生もいらっしゃるため、保護者がフランス語を話せない場合は英語で対応していただくことが可能です。娘は日本語以外は全く話せない状態で入園し(子供だから大丈夫だろうという親の甘い考えで英語も含めた習い事は一切させずに渡仏しました)、当初は環境に慣れるのに苦労した時期もありましたが、先生方やクラスメイトの温かいサポートを受け、今では楽しく通うことができています。

 

幼稚園ではお絵描きやフランス語での歌(クリスマス会で発表していました)、アルファベットの練習、様々な材料を使った工作、クッキー作り、幼虫から蝶を育てる取り組み等のように、バラエティに富んだ学びの機会を提供してくださっています。また、遠足や園内のクリスマス会、お祭りなど保護者参加型のイベントも多いほか、休みの日に同じクラスの友達の誕生日会に招待されることもあり、HEC外のコミュニティでローカルの人達と交流する機会にも恵まれています。

3.       子連れのキャンパスでの過ごし方

幼稚園が休みの日には、家族でパリへ出かけたり、キャンパス内の公園で遊んだり散歩をして過ごしています。キャンパスの敷地はとても広大且つ自然が豊かで、運が良ければ散歩の途中に野生のシカやウサギ、ハリネズミに出会うこともできるほか、白鳥が見られる湖もあるので気候が良い時期には湖までピクニックに行くこともあります。 

 

キャンパス内という人の出入りが制限された環境のため、防犯の観点からみても安心して子供と過ごすことができる点は大きな魅力だと感じています。またキャンパスに隣接する農場では、牛の乳しぼり見学や季節の野菜や果物の収穫ができるため、家族でよく利用しています。

 

一方で、冬の時期には寒く雨の日が増えるため室内遊びがメインとなります。キャンパス内のファミリールームを利用したり、我が家は折り紙やひらがな練習帳等を日本から持参したりすることで、娘との室内時間を楽しめるよう工夫しています。

 

4.      子連れでのキャンパス生活における苦労

家族帯同の場合、家族の体調不良は避けては通れないと思いますが、キャンパス内のクリニックは学生本人しか受診できず帯同家族は対象外です。我が家は海外旅行保険に加入しており、家族の体調不良時には保険会社を通して病院を予約し受診しています。日本人通訳の方と共に受診できるため安心感があるのはとても良い点である一方、パリ市内の病院を指定されることが多く移動に時間がかかるのが難点です。保険会社を経由せず自身で受診予約するという手段もありますが、パリ市内と比較するとキャンパス周辺は病院の数も限られ且つフランス語対応のみの病院が多いため、いずれにしても家族帯同でオンキャンパスの場合は病院受診のハードルが若干高くなると思われます。

 

また、寮の設備についても洗濯機が共同だったり、湯舟がなくシャワーのみだったり、1年に1回くらい?お湯がでない!?という困った状況になったりと、子連れで過ごす上で不便さを感じることもあります。海外生活ですのである程度は覚悟が必要かなとは思いますが、断水時は数日連続で隣の寮の友人のシャワーを借りてそのまま一緒にご飯を食べたこともありますし、寒い時には隣人がヒーターを貸してくれそれにより娘がその隣人と仲良くなれたこともある等、(古き良き日本のように?)色々周囲と助け合いながら生活できています。

5.      まとめ

前述の通り自然の中でのんびりと子育てができる点がオンキャンパスの最大の魅力です。また、日々キャンパス内で開催されるMBA生のソーシャルイベントに娘同伴で参加することもあり、様々な国籍のクラスメイト達から可愛がってもらい、娘にとって多様性に触れる貴重な機会となっています。大学主催のパーティに家族同伴で出席した際に、MBAのクラスメイトの輪に入って楽しそうに踊る娘の姿を見て、オンキャンパスを選んで良かったと実感しました。勿論、日常生活で不便を感じる時は多々ありますが、何より子供の幼少期に成長を側で見守りながら家族と過ごす濃密な時間は日本では得難いものだと感じています。

 

オフキャンパスにはオフキャンパスの良さが当然ありますし、それぞれにご自身の家族の状況や優先すること次第で選ばれていると思います。

 

より詳細がお知りになりたい方は個別にご連絡いただけましたらご対応いたしますので、是非ご連絡ください!

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