受験体験記32 政府系・社費
基本情報
入学月:2021/9
出身業界:政府系
留学形態:社費
英語・海外経験:ほぼなし(旅行程度)
受験校:HEC、IESE、LBS
合格校(Waitlist除く):HEC
IELTS提出スコア:OA7.0(L
7.5 R7.5 W6.5 S6.0)
GMAT(GRE)提出スコア:620(V25 Q49)
HECへのキャンパスビジット:なし(コロナのためどこも行かず)
Why MBA?
アドミ用
・全般的な経営や、所属企業の変革に資するための知識・経験を得るため
(M&A、DX、組織行動論など)
本音・個人的理由
・社会人10年目を目前に、今後のキャリアに自由度を与えるエッジが欲しかった
・皆無であった国際経験を積みたかった
Why HEC?
アドミ用
・欧州校の特徴でもある国籍、バックグラウンドの多様性、マチュアリティ
・プログラムの長さ(1年以上)、リーダーシップを重視したプログラム
・学校の雰囲気(コラボラティブさ)
本音・個人的理由(アドミ用に加え)
・キャンパス内の寮(学生間の距離の近さ)
・ランキングのコストパフォーマンス
・選考プロセスが早く、一番初めに合格をもらったので
受験スケジュール
2019年6月頃:社費選考応募
2019年9月頃:社費選考パス
2019年10月頃:初IELTS受験。ヤバさに気づく(OA6.0 (L6.5 R7.0
W5.5 S5.5))
2020年1月~4月:IELTS対策
2020年7月:出願スコア確保、GMAT対策開始
(GMATは出願時点でも納得いく点数が出ず、エッセイにも「点数は今後更新します」と書きましたが、結局上げられませんでした)
2020年10月:エッセイ、推薦状に着手
2021年2月:出願(1月出願目標だったが間に合わなかった)、インタビュー対策
2021年3月:インタビュー(アラムナイ2名(日本人、インド人))
2022年4月:合格。
ただし、2021年9月の枠が埋まってしまったので、2022年1月入学としての条件付
2022年5月:2021年9月入学枠へ繰り上げの連絡
利用した予備校、カウンセラーなど
IELTS:新宿のLINGO L.L.Cを受講しました。
スピーキングが苦手過ぎたので、出題されるテーマに合わせてトークスクリプトを作っていました。
GMAT:濱口塾のオンラインコースとマスアカを使いました。
濱口塾はオンラインで時間の都合がつくからと選びましたが、正直なところ私のスタイルには合っていなかったと思っています。
年末で仕事が忙しかったのもあり、他にも色々手を出してみましたが、最後まで思うような結果は出ませんでした。
エッセイ、推薦状:AGOSを利用しました。
AGOSの先生方には年末年始のギリギリまで親身に対応していただいて非常に助かりました。
インタビュー:John CoukeとMatthew Aldridgeにお願いして突貫で対応しました。
とりあえず話す経験が欲しかったので、DMM英会話の講師にもお願いするなどして、経験を積みました。
実際に入学してみてどうか
入学前とのギャップという点では、幸いなことにあまり大きなギャップは感じていません。学生の雰囲気もかなりマチュアかつ挑戦を歓迎する雰囲気など懐の深さがうかがえ、アラムナイや現役生から感じ取っていた感触にかなり近しいものを感じます。カリキュラム的にも、座学やケーススタディ、レポート、グループワークなど色々なスタイルがあり、時折なかなかキツめのスケジュールになったりしますが、仲間と助け合い、グチを言ったりして過ごすのもまさに学生、という感じです。セクションごとの学生数も比較的少なめで、お互いを認識しやすいため、国際経験を積むという私の目標にはフィットを感じます。生活面についてですが、キャンパス内に住んでいる限りは大きな支障は感じません。ショッピングセンターも近いですし、Amazonも日本と近い感覚で使えます。また、パリ市内まで行けば日本食レストランや日本食材店がかなり充実しています。一方で、ときどきキャンパス内の寮が停電したり断水したりするのと、当初思っていたよりパリから遠いなど、ちょっと不便だなと思うことももちろんあります。
受験生へのメッセージ
MBA受験は、間違いなく人生の中での大きな決断の一つになると思います。振り返ってみても、受験プロセスの中では辛く苦しいタイミングの方が多かったように思いますが、一定の社会人経験を経た上で、海外で学生として過ごすという経験は、今後なかなか味わうことのできないものであり、決断の価値があるものと思います。