サマーインターン(日本)について

こんにちは。
これまでもインターンに関して様々な情報をお届けしてきましたが、日本におけるインターン就活について、以下のトピックでご紹介します。

  1. MBA卒業後のキャリアを見据えたサマーインターン獲得戦略
  2. 実際に行った戦略とスケジュール
  3. サマーインターンを通じた学び
  4. まとめ

*サマーインターンの選考フロー等については過去記事をご参照ください。

    1. MBA卒業後のキャリアを見据えたサマーインターン獲得戦略

    MBAを目指している皆さまは、MBAを通じて何かしらの変化を人生にもたらすことを目標とされていると思います。MBAは社会人のぜいたくな夏休みでもありますが、そんな夏休みの間にも夏休みがあります。

    人生の夏休みの夏休みということで最大限楽しみたいところですが、私はMBA卒業後のキャリアチェンジを目指すにあたってこの機会を活用すべくサマーインターンに参加してきました。

    MBA卒業後のキャリアチェンジは一般にIndustry(業界) / Function(職種) / Geography(地域) のいずれか/複数を変えることだと言われます。どの軸を変えることも簡単ではありませんが、個人的には日本でサマーインターンを行うことはどのようなキャリアチェンジにも通じる良い戦略だと考えています。

    日本への転職を考える場合にはもちろん希望するIndustryやFunctionでのインターンが就活におけるいい経験になりますし、海外現地就職を希望する場合にも、グローバルブランド(MBBなどのコンサル、Amazonなどのグローバルtech、J&Jなどの製薬)でのインターンは強力なブランドバリューになることで就職活動もしくは卒業前のインターンに有利に働くことになります。こうしたグローバルブランドの現地インターンを獲得するよりも日本のインターンのほうが通過確率が高いことも直感的にご理解いただけると思います。

    2. 実際に行った戦略とスケジュール

    基本的には応募数を最大化することが基本戦略となります。日本でMBA生向けにオフィシャルなインターン募集を出している企業は多くないため、オフィシャルに出していない企業に対しても機会を探索することが大切になります。

    1月入学の私は以下のようなスケジュールでインターン就活を行いました。

    2023年11月      オフィシャルにインターンを募集している企業にアプライ
    2023年12月      次々にお祈り
    2024年1月        MBA開始、インターン就活継続
    2024年2月        希望する業界でのインターンを目指してLinkedinや知人・エージェントの伝手を頼る
    2024年4月        インターンオファー獲得
    2024年7~9月    サマーインターン

    3. サマーインターンを通じた学び

    私はIndustryとFunctionを変えることを目指しており、サマーインターンでの経験は非常に多くの学びをもたらしてくれました。志望業界での働き方、業務内容を通じて、以下のような点で気づきを得ることができました。
    ① 自分はなぜこの業界が良いのか
    ② 自分のどういった部分を価値として感じてくれるのか
    ③ 今までのキャリアを志望業界での考え方(レンズ)を使って見直したときにどのように再認識できるのか
    ④ フルタイムの就活に向けてどんな点が不足しているのか

    4. まとめ

    夏休みの使い方は千差万別です。サマーインターンをすることが全員にとって素晴らしい選択だとは考えていません。しかしながら、MBAというキャリアについて考える機会が豊富な期間に、志望するIndustry, function, geographyでの職務経験を(フルタイムという責任を負わずに)積むことができるサマーインターンは貴重な機会になります。
    MBAの価値は様々ですが、社会人の経験を踏まえた我々だからこそ、改めてインターンや勉学を通じてインプットをより大きくすることができると思います。
    HECでは学生同士でのサポートや期間の柔軟性などインターンを思う存分できる機会が用意されています。
    ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。

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