受験体験記38 製造業・私費

 基本情報 

入学月:【2022/1】 
出身業界:製造業
留学形態:【私費】 
英語・海外経験:東南アジア駐在(1年)、旅行 
受験校:HEC、ESADE
合格校(Waitlist除く):HEC、ESADE 
IELTS提出スコア:7.0 
GMAT提出スコア:630 
HECへのキャンパスビジット:なし 


Why MBA?

1.  不足する知識を集中的にインプットしたかった

国内法人営業から海外の販売会社へ出向した際、財務会計や戦略企画に関する知識不足を痛感することが多々ありました。働きながら中長期的な視点にて不足点を補う道もあったかと思いますが、会社組織の変革期であったこともあり、一度外にでて短期集中的に必要知識をインプットすることを選択しました。


2. 自分自身の価値観を一度リセットしたかった

前職では周りの人々や環境に恵まれたこともあり、5年半という短い期間にも関わらず多くの国内外プロジェクトや新規事業などに携わることができました。ただし、徐々に会社内でしか通用しない常識や価値観に染まっている感覚(大企業病というのかもしれません)があり、一度環境を変えることで自分自身のキャリアおよび人生について考える時間を確保することにしました。


Why HEC?

アドミ用ではない正直な理由を述べると、ランキングが高い学校の中で比較的授業料がリーズナブルだと感じたことが第一です。次に交換留学の選択肢を含むフレキシブルなプログラムが魅力的でした。平均年齢が高く、ダイバーシティに富んでいる点も進学を後押ししてくれました。



 受験スケジュール 

2016年4月:入社時のTOEIC460点。人事面談にて海外部署で働きたいですと伝えたところ鼻で笑われる。

2019年4月:東南アジアの販売会社へ出向に。TOEIC780点。出向直前にオンライン英会話を始めるも自己紹介で手一杯に。

2020年3月:MBA受験を視野に入れ、ひとまずTOEFLを初受験し76点。リーディング中に横の人が話し始め、驚愕する。

2020年4月:コロナの影響で日本へ帰任となり、年度内の出願を決意。 ネット上の定義では純ジャパではないことに震え上がる。TOEFLのスピーキングは15点ほど。

2020年7月:受験準備の進捗状況が芳しくないにも関わらず、ネット情報を鵜呑みにしてGMATの勉強を開始&カウンセラー契約 。1stでの出願は流石に現実的ではないので2ndを目標に据える。

2021年1月:TOEFL94, GMAT 620という中途半端な点数しか揃わない。TOEFL、GMAT、エッセイを同時並行で進めるも、結局2ndで出願できず。3rdを目標に再設定するも体力・精神的にほぼ限界を迎える。

2021年3月:ゾンビ状態で出願準備を進めるも、点数に大きな変化はなく年度内の受験を諦める。結婚したこともあり、MBA受験自体をやめるか検討する。 

2021年4月:後悔しないために受験続行を決意。IETLSに切り替え3週連続で受験。7.0達成。

2021年5月:カウンセラーをLaurenに切り替え、2週間でESADEとHECの出願準備を完了させる。GMATは10点だけ伸びた630にて出願。

2021年6月:Laurenにインタビュー練習依頼。ESADEとHECから合格の通知。 

2021年7月:HECへの進学を決断 。

 


利用した予備校、カウンセラーなど 

YES、Lauren

最近は多くの方がMBA受験に関する情報を発信していることから、MBA受験の全体像は比較的容易に掴めるかと思います。ただし、準備に割ける時間やペースは人それぞれであり、有名な塾やカウンセラーだとしても相性は必ずあります。精神的に追い込まれている時に、相性の合わないサービスを利用するのは辛いものがあるので、是非検討には十分な時間を割くことをお勧めします。
上記2つのサービスは私にとって非常に有意義なものであり、特にLaurenなくして合格はなかったと思います。彼女のサービスは23年の4月まで生徒数を限定しているようですが、もし興味があればコンタクトしてみることをお勧めします。時間ないね、、、でもサポートするよ!と言ってくれた時は女神に見えました。サービスの質も非常に高かったです。ただし、繰り返しになりますが相性は必ずあるので、その点はご留意願います。


実際に入学してみてどうか 

入学前に想像していた通り、様々なバックグラウンドをもつ大人な生徒が多く、社会人生活を通して形成された凝り固まった価値観をほぐしてくれるような経験を積むことができていると感じます。前職時代にワークライフバランスというカタカナは把握していましたが、同級生とのご飯や、ヨーロッパ各地への旅行などを通して、その言葉の意味が漸く理解できたと思います。
また、別の機会にブログをかければと思いますが、交換留学を通しても沢山の出会いがあり、知的好奇心を満たすという意味でも改めて社会人留学を選択してよかったと思えています。


受験生へのメッセージ 

受験中、特に精神的に余裕がない時期はMBAの必要性について自問自答する毎日でした。社会人にもなると受験中止を正当化できるような出来事が公私ともに発生し、何度受験をやめようかと思ったか分かりません。実際に、「最後まで走り切ってから進学するかを決める」と決断するまでは、モヤモヤを抱えたままの受験生活であったと記憶しています。
全くもって順調な受験生活ではありませんでしたが、私の場合はマインドを変えることで再度受験勉強に集中することができました。仮に不合格であったとしても少なくとも途中で投げ出すよりは納得感を持ってMBA受験から撤退できていたと思います。

MBA進学を決めてからは既に入学前の時点から、自分が想定した以上に視野を広げてくれるような出会いがありました。今はエッセー執筆時とは異なる視点で今後のキャリアや人生について考えることができています。
もし受験勉強を進める中でMBA進学の意志が揺らぐようなことがあれば「最後まで走り切ってから進学するかを決める」という選択肢もある、と伝えることが出来ていたら嬉しいです。仕事との両立は大変かと思いますが、どうか後悔ない選択をされることを祈っています。勿論、サポートできることがあれば喜んでお手伝いしますので、気兼ねなくこのホームページからコンタクトしてきてください。それでは頑張ってください、応援しています!

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