受験体験記25 鉄道/不動産・社費
基本情報
入学月:2021/9
出身業界:鉄道・不動産
留学形態:社費
英語・海外経験:旅行
受験校:NUS, IESE
合格校(Waitlist除く):NUS
HECへのキャンパスビジット: あり(2020年2月)
Why MBA?
(1) アドミ用
所属企業の海外事業拡大を視野に、MBAと海外経験、国際人脈などを得るため
(2) 本音・個人的理由
海外経験、成長機会、未知の領域へチャレンジ、周囲の勧め、勢い
Why HEC?
(1) アドミ用
ダイバーシティ、欧州スクール、MBAT、リーダーシッププログラム、カリキュラム
(2) 本音・個人的理由
ダイバーシティ、欧州スクール、ランキング、カリキュラム
受験スケジュール
2019年6月頃 社内選考通過
2019年11月頃 GMAT初受験
2020年1月 出願
2020年3月 HEC合格
2020年4月 HEC進学決定
利用した予備校、カウンセラーなど
(予備校):AGOS、YES(吉井先生)、マスアカデミー
(カウンセラー):John Couke
実際に入学してみてどうか
学校生活全般を通して満足しています。入学前に感じていたHECのイメージと大きなギャップは感じていません。受験時代にHECの卒業生や当時の在校生と何度かお話する機会がありましたが、その際に感じた学校や在校生の雰囲気は、スクール選択に際して非常に大きな判断軸になると思います。
カリキュラムの経過について、最初の学期(term1)と次の学期(term2)は基礎フェーズと位置付けられています。私にとってはMBAで取り扱う領域のほぼ全てが初学のため、このカリキュラム構造はベストに近いと思っています。ただ、すでに金融や経済について知識や実務経験のあるクラスメートの一部にとっては、特にterm1は若干持て余しているような様子を感じました。また、私は現在term2が進行中ですが、term1は基礎理論の講義が主でケーススタディは多くありませんでしたが、term2では各授業ケーススタディの取り扱いも一気に増えています。落ち着いて基礎理論を学び、そのうえでケーススタディに発展していく構造は良く機能していると感じます。
生活の面では、郊外の立地ということもあり、例えば東京に住んでいる感覚とは異なる生活環境ですが、様々な点で学生のニーズを学校も取り入れていて、キャンパス内外を含めて大きな障害は感じません。特にterm1とterm2の期間は、多くの同級生がキャンパス内の寮で生活をしています。昼も夜も、平日も休日も、いつどこでも誰かしら(かつ多国籍)に遭遇する環境、正直たまに面倒に感じることもありますが、教室や食堂での会話、アルコール片手の乱痴気騒ぎ、各国料理のレストランにみんなで行ってみたり、ショッピングや旅行に行くもよし、たまにはシリアスな話も・・・と、少し足を伸ばせば何かしら新たな発見と刺激がある環境は、今後願っても得られないだろうと感じています。
受験生へのメッセージ
受験期間中、周囲を巻き込んで腹をくくったものの、いつになったら終わりを迎えられるのか、その終わりがどのような形なのか、先の見えない不安が拭えませんでした。多かれ少なかれ、全ての受験生が同じ気持ちだと思います。振り返れば綱渡りの受験生活でしたが、あのときちょっとだけ諦めなかったこと、が積み重なって今につながっているように感じます。同じくMBAを目指す友人が身の回りにいたことも幸運でした。同じ境遇の知人友人とつながり、ときには追い込み、時には弱音を吐いて息抜きをしながら、とはいえ合格するまでは一瞬たりとも決意と目標を忘れることなく、受験プロセスを走り抜けてください。ご縁がありましたらぜひ一緒に乾杯しましょう。