受験体験記19 エネルギー・私費

基本情報

 入学月:2020年9月
 出身業界:エネルギー
 留学形態:私費
 イニシャル:T・K
 英語・海外経験:カナダ、海外出張・旅行
 受験校:HEC Paris
 合格校:HEC Paris
 TOEFL提出スコア:101
 GMAT提出スコア:640
 HECへのCampus-visit:有

Why MBA?

① これまでのキャリアでは事業への関わり方や知識が限定的であったため、より良いマネジメントを行うために、ビジネスに関する幅広い知識を得たかったため(過去のグロービスでのファイナンス単科受講の経験を通して、MBAでの学びの価値を実感していたことも大きかったです)。

② 自身のキャリアアップ(業界、職種、職務レベル、ロケーション)を成し遂げるために、MBAの取得は大きな助けとなると考えたため。

③ 前職時代にMBAホルダーと仕事をする機会が多く、国際的な舞台においてMBAは既に一般化していることに気づかされ、対等に渡り合う為に、MBA取得の必要性を感じたため。

Why HEC?

① 欧州を中心としたHECの高いネームバリュー及びランキングの高さにより、世界中から多様で優秀なビジネスマンが集まっており、学びを最大化できると考えたため。

② 英語圏でのMBA取得と比較して、第三語学の習得、欧州の就職市場へのアクセス等で差別化できると考えたため。

③ 実際に接した肌感を重視(主観的ではありますが、HEC在校生との面談や食事などを通して、学校の文化や在校生の皆さんに対して、フィット感を感じたことも、決め手の一つになりました)。

④ 他の同程度のビジネススクールと比較し全体の費用が割安なため(私費留学の懐事情を考慮すると非常に魅力的でした 笑)。
  
⑤ カリキュラムの期間が10ヶ月や1年では短すぎ、2年では少し長いと思っていたところ、16ヶ月間と絶妙な長さであったため(結局、インターンや交換留学などもあり延長し、19ヶ月間所属する事になります。最大で24ヶ月(丸2年)まで延長できます。)。

受験スケジュール

2018年4月:受験準備開始(AGOS/ GMAT基礎対策)
2018年11月:GMAT出願スコア取得
2018年11月〜2019年3月:諸事情により受験準備一時中断
2019年5月:TOEFL出願スコア取得
2019年6〜10月:GMAT 受験(2回。3回中、出産立合で1回は涙の欠席)
        5月のGWに噂のMeisterでGMAT1週間ゼミ受講
        実力は付いていた筈だが(気持ちだけ?)本番で奮わず涙の撃沈
        一年前の点数から上がらず、結局J20で出願していても変わらなかったことを後悔
2019年10月:エッセイ準備開始(エド義塾/Essay)
2019年11月:キャンパスビジット
2019年11月:HEC出願(第一志望且つ時期に大分余裕があったためHECのみ出願。他出願予定校:INSEAD, LBS, IESE, Cambridge, ESADE)
2019年11月:書類審査通過通知を受領、インタビュー準備開始
2019年12月:インタビュー(2回。日本人: 戦略コンサル、中国人:Tech企業)
2019年12月:HEC合格(第一志望のHECに合格したため、他校へは出願せず)

利用した予備校、カウンセラー

エド義塾(Essay)、Meister (GMAT1週間ゼミ)、AGOS(GMAT基礎対策、TOEFL105点突破1ヶ月ゼミ)

実際に入学してみてどうか

様々な国籍やバックグラウンドを持つ多くの学生と切磋琢磨し、親密な関係を構築することができ、また自身のキャリアや人生の幅を広げるための色々な課外活動ができる、またやれる時間があるため、人生において非常に貴重で有意義な時間を過ごすことが可能だと思います。授業では、基本的には広く浅く学ぶことになりますが、その中から自分にとって重要なエッセンスを抽出、深堀りやカスタマイズし、自身のキャリアに活かせることが可能だと思います。また、二年目の夏休みのインターンシップは、MBA生に与えられた特権の一つであり、自身にとって新しい業界やロケーションにチャレンジし、フィット感を確かめることができる非常に良い機会であると思います。

受験生へのメッセージ

HECにご興味をお持ちいただき有難うございます。HECは、様々な国籍の学生とのネットワーキングや欧州でのキャリア形成を希望される方にとっては、この上なく良いビジネススクールだと思います。百聞は一見にしかずですので、是非ご連絡いただき、できる限り多くの卒業生、在校生(日本人だけでなく、他の国籍の学生からの情報収集は是非すべきです!!)から、生の情報を得られ、ご自身のスクール選びの一助として頂ければと思います!

大体の方は、仕事をしながら1年間に渡る長丁場の準備が必要になってくるかと思います。無理せず体調管理に気を配りながら日々準備に取り組まれてはと思います。GMATやTOEFLで点数とる必要はありますが、結局は、どの様に英語を使って授業内容を理解し、ディスカッションし、同級生と円滑にコミュニケーションできるかが重要になってきます。実践的な英語力を備えることも留学前にある程度意識して準備された方が、学生生活での学びを最大化できると思いますので、その視点は常にお持ちいただければと思います。

卒業後のキャリアの可能性を最大化するためには、少しでも早く入学される方が良いと個人的には思います(賛否あるかと思いますが)。ですので、GMATの点数(TOEFLは基準超えていればOK)が芳しくなく出願に躊躇されているという状況に限り、一定以上取れていれば(このボーダーはHECのアドミと確認することができます)、出願することをお勧めします!

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