受験体験記16 証券・社費

基本情報

 入学月: 2021/1
 出身業界:証券
 留学形態:社費
 英語・海外経験:高校~大学でニュージーランド6年
 受験校:Manchester, HEC, NUS(HECに合格したためインタビュー辞退)
 合格校(Waitlist除く):Manchester, HEC
 TOEFL(IELTS)提出スコア:英語圏の大学を卒業しているため免除
 GMAT(GRE)提出スコア:310
 HECへのキャンパスビジット:なし

Why MBA?

① ソフトスキルの向上

内向的な自分を国際的な舞台で成長させるため。学生時代にクラスの場などで一切発言してこなかったことに悔いが残っていた。

② ハードスキルの向上

学部では経済や金融の勉強しかしてこなかったので、経営をはじめとする新たな分野を広く学んでみたかった。

Why HEC?

① MBAランキング

当初は米国MBAを志望していたが、スコアメイクに苦戦していたことと、各ランキングでHECが上位にいることを知り興味を持つきっかけとなった。

② プログラムの長さ

ヨーロッパでは比較的少ない1年以上のプログラムなので、勉強・私生活ともにより充実した時間を確保できると考えたため。

③ パリ生活

社会人になる前の個人旅行で1週間ほど滞在した際、いつかもう一度ここに戻ってきたいとぼんやり思っていた。まさかMBA生として戻ってくることになるとは想像もしていなかったが…。

受験スケジュール(社費の場合社内選考含む)

2018年3月:人事部からMBA挑戦の誘いを受ける。
2018年10月:GMAT勉強開始、大苦戦
2019年7月:GMAT1回目、撃沈
2019年9月:GMAT2回目、撃沈
2019年9月:アメリカ西海岸のビジネススクール数校にキャンパスビジット。スコアが低迷していた点と、アメリカという国自体にフィット感をあまり感じられなかった点から、欧州やシンガポールなどのMBAもリサーチ開始。
2019年10月:Access MBAというイベントで、HECのアドミと話す。ここでHECが第一志望校に!本格的にエッセイ開始。(自己分析やWhy MBAなどは2018年ごろから少しずつ考えていた)
2019年12月:GMAT3回目、撃沈。GREの勉強も開始したが、大部分がGMATの知識で代用可能だったので時間はあまり費やしていない。
2020年1月:Manchester出願
2020年2月:コロナが拡大しはじめるが、都内にてManchesterのインタビューを実施。2週間後に合格通知を頂いた。同月にHECとNUSにも出願し、インタビューの誘いを受ける。HECのインタビュー用のプレゼンを作成(HECのインタビュアーは2人とも日本人の卒業生だった)
2020年3月:HECに合格したため、NUSはインタビュー実施前に辞退。
2020年7月:9月入学の予定だったが、コロナが収束する様子が見られなかったため、2021年1月入学に延期。

利用した予備校、カウンセラーなど

GMAT: AGOS、Affinity、マスアカ(参考書)
GRE:Affinity
Essay: AGOS、妻
カウンセラー:AGOSの日本人カウンセラー

実際に入学してみてどうか

HECに限らずだと思いますが、世界中の様々な分野から優秀な若きリーダーが集まるMBAという場において、自分がどれだけ未熟な存在であるかということを実感させられる日々です。逆に言えば、それだけたくさん成長できる選択肢を同級生たちが示してくれている非常に恵まれた環境でもあります。自分は社費生なので、すぐに花開く知識や経験などは限られていますが、長期的なキャリアでMBAに挑戦した意味を最大限に感じられるよう、毎日もがいています!

受験生へのメッセージ

自分が受験時にあまりしなかったことを一つだけアドバイスさせてください。ご自身にフィットするビジネススクールを模索される際に、日本人の在校生・卒業生に加え、ぜひ日本人以外の方々ともコンタクトを取ってみてください。そこには海外MBAのイメージや、各校の雰囲気がより濃く表れてくるのではないかと思います。

MBAアラムナイとして、そしてHECアラムナイとして皆様と交流できることを心待ちにしています。


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