受験体験記⑧ メディア・私費

・基本情報
 入学月:2019/9
 出身業界:メディア
 留学形態:私費
 英語・海外経験:旅行
 受験校:HEC, IE, ESADE 
 合格校(Waitlist除く):HEC, IE, ESADE
 GMATGRE)提出スコア:670
 TOEFLIELTS提出スコア:101
 HECへのキャンパスビジット:無

Why MBA?
・ビジネスの基礎知識を体系的に学びたい:学部生時代は、西洋美術とメディアを専攻していたため、ビジネス、経済の基礎知識を体系的に学んだ経験が乏しかった。
・ダイバーシティ(プロフェッショナル、国籍)な環境に身を置きたい:国内向け事業の仕事に従事し、海外に目を向ける重要性、異なる視点を持った集団を作り、率いていく必要性を感じた。
・キャリアを考え直したい:7年程働き、これまでのキャリアで得た事の棚卸しと、これからのキャリアをどうすべきか考える機会、時間が欲しいと思った。

Why HEC?
・ダイバーシティな環境:大きなマジョリティーがなく、世界60か国以上から集まった学生の中で学習、ディスカッションができる点。
・授業のバランス:座学とディスカッションの割合が半々程度。経済の基礎知識が乏しい身としては、ケースでディスカッション中心より、座学とディスカッションがバランスの取れた授業スタイルに魅力を感じた。
・フランスのロケーション:ヨーロッパの中心に位置し、旅行など周辺国に非常に行きやすい。様々な国に行くことで、日本との違いを体感し、授業以外での学びが大きい。
・コスト:授業料、居住費は他のスクールと比較すると非常に割安。特に、キャンパスに住むと、他校に比べて圧倒的にコストパフォーマンスが高いと感じる。

・受験スケジュール(社費の場合社内選考含む)
 20177月 MBA受験決意。TOEFLの勉強を開始
 20187月 TOEFL提出スコア獲得、GMAT対策開始
 201810 エッセイカウンセラー決定、対策を始める
 20191月 GMAT3回目で提出スコア獲得
   20192 ESADEアプライ
   20193 ESADEから合格通知。IEにアプライ
   20194 IEから合格通知。HECアプライ。4月下旬にインタビュー
   20195 中旬にHECから合格通知。HECに進学決定

・利用した予備校、カウンセラーなど
・ウェブトフル:TOEFLの学習は基本ウェブトフルのみを利用した。英語学習は大学受験以来だったため、独学では厳しいと感じウェブトフルに登録。基礎から応用、TOEFL独特の対策まで順序立てて学習できる点が特に良かった。また、東京、大阪在住ではなく、リアルな場でのTOEFL対策予備校がなかったため、オンラインでこのレベルの講座が受講できて助かった。
・濱口塾:GMAT対策で使用。オンライン講座を受講し、とにかく問題に慣れること、問題数を消化することを目的にした。
・アフィニティ:GMATの点数が伸び悩み、受講を決意。毎週末東京に行き、週明け月曜早朝の新幹線で自宅に戻るという生活。Verbalの受講は一通り受講したが、特にRCの授業が秀逸だった。向き不向きがあると思うが、個人的には最初からアフィニティにしていれば良かったと感じた。

・実際に入学してみてどうか
・クラスメイトの質が高い:日本人、外国人問わず、同期のクラスメイトから刺激を受けることが非常に多い。世界のリーダー候補達の質の高さに触れ、自分の力はまだまだだと痛感し、改めてやる気をもらっている。
・キャンパスに住むことの意義:多くの学生がキャンパス内の住居に住んでいるため、授業以外の時間で接する機会が多い。この国の人はこんな生活をするんだ、この国の人は集団で行動することが好きなんだ、など、授業だけでは見えない各国の人の特徴が実感できて、非常にいい学びになっている。
・コラボラティブな雰囲気:グループワークをする機会が多いが、相手の意見を否定するのではなく、異なった意見を受け入れながら、論点を明らかにし、グループとしての総意を導いていく、ソフトスキルの高い学生が多い。また、300名弱という規模のため、多くの学生を深いコミュニケーションを取れる機会も多い。

・受験生へのメッセージ
MBA受験は、肉体的にも、精神的にも、非常にタフな事だと思います。私も、何度も受験を諦めようと思ったことがありました。ただその時に、MBAという海外で学び直しができる機会はきっと素晴らしく、人生の転換期になるはずだと強く思ってやる気を高めていました。実際にMBA留学をし、その時の気持ちは間違っていなかったと感じています。また、同じような辛い経験をした日本人同期と出会えることも、MBA留学の素晴らしい点だと思っています。
30歳辺りで、仕事以外の環境で、人生を通して関わりたいと思う友人が出来る機会は、日本国内にいたらそうそう無いことだと思います。MBA留学は、色々な点で人生の転換点になると思っています。辛い時もあるかもしれませんが、最後まで諦めずに受験を頑張ってください!

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