受験体験記⑤環境コンサル・私費
・基本情報
入学月:2019/9
出身業界:環境コンサル
留学形態:私費
英語・海外経験:語学留学、海外出張
受験校:HEC
合格校(Waitlist除く):HEC
GMAT提出スコア:620
TOEFL提出スコア:106
HECへのキャンパスビジットへの有無:2018年9月に学校オフィシャルのビジットツアーに参加し、同日に日本人在校生にもお話を伺いました。同年11月に出願するにあたり、学校の雰囲気を感じたことやアドミ・在校生のお話は大変参考になりました。
・Why MBA?
企業や中央・地方自治体への環境・サステナビリティに関するコンサルティングや実務支援をしてきましたが、近年、この分野での相談内容が大きく変化してきています。サプライチェーン全体で環境負荷を減らす意思決定をすることや、サステナビリティに関する活動を企業の競争優位性にしていくにはどうしたらよいかといったお客様の課題相談に答え、課題解決のパートナーであるためには、環境に関する実務知識だけではなく経営全般の理解が必要であると感じ、MBAを考え始めました。
・Why HEC?
MBA取得後は、国際機関での民間の環境・サステナビリティ活動支援に関わることを考えており、ファンダメンタルなビジネス知識・スキルと同時にサステナビリティに関するクラスを取れることと、フランス語を学べる(国連の場合、メインの公用語が英語とフランス語です)ことを条件で考えると、HECがベストでした。ビジットの結果、雰囲気が合っていると感じたことも大きかったです。HECには早めに出願していたので、ダメなら米国やシンガポールで、サステナビリティ系のクラスがある学校にも出願しようと考えていました。
・受験スケジュール(社費の場合社内選考含む)
2014年はじめ頃? MBA受験を考え始める。調査や英語の勉強を開始。
2014年春頃 TOEFL初受験、70点。どれくらいまずいのかもよくわからなかった。
2015年3月 TOEFL出願スコアに到達(出願時には有効期限の2年を超過していたため、GMAT終了後に再受験・取得)、GMATの勉強へ移行
2016年11月 GMAT出願スコア取得。その後仕事に忙殺され、受験プロセスから遠ざかる。その間GMATを2回受けるが、出願スコアより下がる。
2018年9月 HECキャンパスビジット
2018年11月 HEC出願、第1回面接(面接官は日本人の卒業生、東京にある先方のオフィスにて)
2018年12月 第2回面接(面接官はパリで働くブラジル人の卒業生、Skypeにて)
HEC合格通知受領、MBA受験終了
TOEFL・GMATの勉強ではアゴスにお世話になりました。特にTOEFL90点台後半からスコアアップするための105点ゼミと、GMATのVerbalの講座は大変役に立ったと感じています。講座受講が終わってからは教材を使って個人勉強を続けていましたが、その間の多くの質問にも丁寧にお答えいただきました。
出願にあたってのカウンセリングは、Roah ConsultingのJeffrey
Roah氏にお願いしました。MBA受験を通じて知り合った友人からの紹介でした。Jeffreyは出願校の選定からエッセイ改善のサポート、面接練習まで面倒を見てくれます。こちらのキャリアイメージを聞いた上で、MBAだけでなく他の進路の可能性も示してくれ、視野を広げてくれました。また、仕事の都合でしばらく受験プロセスから遠ざかる期間がありましたが、こちらの都合に合わせて柔軟にカウンセリングを提供してくださった点も大変助かりました。
学校選定時に求めていたものは全てイメージ通りにありました。むしろ考えていたよりずっと多く、様々な面から色々な機会がある(授業、語学、クラブ、その他の活動、就活、家族などなど)ため、自らフォーカスを定めていかないと(MBA生活の軸を決めておかないと)、得られるものが少なくなってしまうと感じています。
仕事をしながらの受験プロセスは本当に大変だと思います。が、私個人としては、プロセスそのものの中で得られた、
・自分は結局何がしたいんだっけ?という問いへの自分なりの答え
・頑張ればなんとか行きたい場所へ行けるという自信
は、替え難いものだと感じています。こういった経験を得られたという意味では受験プロセスからすでにMBAの学びが始まっていたのだなと思います。ぜひ、ひとつひとつの過程を楽しんでください!