受験体験記③コンサル・私費
・基本情報
入学月:2019/9
出身業界:コンサル
留学形態:私費
英語・海外経験:短期出張、旅行
受験校:HEC,ESADE,ESSEC IESE, IE(選考辞退)
合格校:HEC,ESADE,ESSEC
GMAT提出スコア:650
IELTS提出スコア:7.0
HECへのキャンパスビジットへの有無:有:2016/02頃
・Why MBA?
- 大学生時代に海外大学のサマースクールに参加し、英語面でもコンテンツ面でもほぼ何も貢献できなかったことがずっと引っかかっていた。英語を使った仕事・海外を舞台にした仕事をするための自信をつけたかった。
- グローバルな環境で働くことも視野にいれると、MBAに行くことがキャリア上・人生経験上のプラスになるのではないかと考えた。
- 上記の理由から4年前にもMBA/MPA留学をしようか迷ったが、その際はコンサルの仕事をしながらの受験に不安があり、結局受験せず。
- 年齢的にも30代半ばに差し掛かり、キャリア・スキルの棚卸しや今後の進路を考えるタイミングもラストチャンスだと思った。また、受験期に子どもが生まれ、配偶者が育児休暇を取れるタイミングだったのも幸いした
- ダイバーシティ。英米と比べ、英語を母国語としていない学生が大半を占める。業種の多様性もある。
- フレキシブルなカリキュラム(Exchange、16ヶ月のカリキュラムなど)。家族との時間も作りたかったので、インテンシブすぎるカリキュラムの学校は避けたかった
- FT Top20の学校であり、転職するにしても、学校名が理由でレジュメが通らないことはないと思った(むしろ職歴のほうが重要だと考えた)。また他校アドミッションからも同様のことを言われており、学校選びではフィットやフレキシビリティ、居住地を重視した
- 欧州の文化にはもとから興味があったので、旅行しやすい欧州のハブ都市が良かった
- パリの生活環境。家族と住む上で、日本人の知り合いの有無や日本語の通じる医師、保育園の環境が充実しているなどの要素がプラスに働いた。
- ・他の欧州校と比べた、相対的な学費の安さ
・受験スケジュール
2018年6月 MBA受験を決意、IELTS受験開始
2018年10月 2回目のGMAT受験で650点獲得、通勤時間中にGMATのスコアメイクを続ける
2018年11月 3回目のGMATで点数更新できず、濱口塾に今後の方針を相談
2018年12月 エッセイカウンセラー決定、エッセイ対策開始
2019年1月 推薦者の決定。受験の雰囲気を知るため、ESSECにアプライ
2019年2月 スペインの学校アプライ(2nd/3rd)。HECアプライ
2019年3月 ESSEC、ESADEから合格通知。他のスペイン校選考辞退
2019年4月上旬 HECインタビュー 中旬 HEC合格
2019年5月 HEC進学決定(J20 Intake。その後、家庭の事情によりS19 Intakeに変更してもらった)
- 濱口塾:GMATのWeb講座とエッセイ・インタビュー対策を申し込んだ。
濱口氏、Matthew氏ともに大変協力的で、短期間での受験だったが親身に相談に乗ってくれた。濱口氏はGMAT対策はもちろんのこと、GMATスコアとPost MBAを見据えた学校選び、Matthew氏はインタビュー直前の学生の不安を取り除き、自信をつけてくれるカウンセリングが良かった。正直GMATのVerbalの成績は不本意だったが、時間も限られていたので妥協した形。 - マスアカ:2周すれば大体問題なかった。中学受験の経験が大事だと感じた
- Competitiveな雰囲気はあまりなく、Cooperativeな学生が多い。ほとんどの学生がはじめはキャンパス内に住んでいる。牧場も近くにあり、生活環境としてのどかな雰囲気。
- 機会を作ればグランゼコールの学生と関わることも可能だし、グランゼコール卒のAlumniとの交流もできるのは良い。フランスでのビジネスやラグジュアリーに関わりたいと思っている人にはこれ以上にないネットワークが作れる。
- 家族で住む学生も日本人含め多く、パートナーズクラブなど家族ぐるみでの付き合いもやりやすい。家族のことを考えても良い選択だったと思う。
- インターンを最大限やるために、Electiveの代わりにMBAプロジェクト(卒論のようなもの)を取ったり、カリキュラム終了時期を伸ばせたりと時間の設計がしやすい。その分、自分がどうMBA生活を過ごしたいかの意志を強く持っておく必要があると感じた。
- GMATに関しては努力の総量に相関して点数上昇が見込めるわけではなく、割り切りが大事だと感じました。当初は他校も考え700目標でしたが、アゴスのセミナーを受けた際に欧州校は650-680がひとつのボーダーになっていることを知り、かつHECの日本人受験生としては650で良いと考えたため、これでスコア提出しました(すべての日本人アプリカントが650で通過しているかは保証できませんが)。
- 家族同伴の方は家族の理解を得るのが大変かもしれませんが、子育てを含め、またとない経験ができるので、ぜひ説得して一緒に来られることをおすすめします。
- 世間的にMBAの評価が割れている話も聞きますが、一度気になったら最後、MBAに行きたくなっている方がこれを読んでくれていることと思います。行ってみると、何が起きるかまったくわからない環境のなか、世界中から来た仲間たちと今後のキャリアをじっくり考えられるまたのない機会が得られます!周りのことは気にせず、ぜひ頑張ってください。