受験体験記①金融・社費
・基本情報
入学月:2019/9
出身業界 :金融(保険)
留学形態:社費
英語・海外経験:学部生時代に短期交換留学(4か月)、他は旅行程度
受験校:HEC+LBS
合格校:HEC
GMAT(GRE)提出スコア:660
TOEFL(IELTS)提出スコア:103
HECへのキャンパスビジットへの有無:無、ただしHECへ交換留学経験あり
・Why MBA?
(アドミ用)
- 自身の業界が国内で縮小する中、海外市場への注力が進んでおり、海外事業をマネージできる人材が求められている。
- 自身が所属していた証券投資部門においても、海外関連企業との協業が進んでおり、将来的により高いレベルのマネジメント層として活躍したいと考えていた。
- そのために、経験してきた投資部門の専門知識だけでなく、ビジネス全般(ストラテジー、オペレーション、組織論など)について学び、かつ多様性のある環境においてリーダーシップスキルを強化したいと考えた。
- 上記を達成できるのはMBA取得が近道であると考えた。
(本音・個人的理由)
- 直近2年程度、生活に不自由がなく日々退屈だったため、何かチャレンジをしなければと考えていた。自身の人生を振り返って一番辛かったことを考えると短期留学(海外生活)であったため、海外留学して生活に刺激を与えようと考えた
- キャリアを変える(若しくは海外出向)ということも考えたが、今後の自身の会社に残りジェネラリストとして出世していくのか、アセマネなどの業界に転職してマーケットのスペシャリストになるのか、はたまた他業界において専門性を身に着けていくのか等、悩んでいたがはっきりとした答えが出なかった。
- 日々時間を無駄にしている実感があり、マーケットバリューを落とさず、かつキャリアに対して建設的な時間として説明のつくMBAは悪くない選択肢と考えた。
- 所属部署の在籍が4年目で所属メンバーと良好な関係を築けていたため受験に協力的であると思えたこと、当時所属していた部署の上司が昔MBAに行っていたため社内的にプッシュしてくれると感じたこと、大学時代の友人たちがMBAや海外留学を30歳手前にして決断していたことなども影響した。
・Why HEC?
(アドミ用)
- 卒業後、自身の会社において、海外の多様な環境で働くことが想定されたため、ダイバーシティの視点に魅力があった。
- プログラム自体も希望・条件に合っていたことや、以前の短期留学(HECへ4か月)において、キャンパスや学生の雰囲気が良かったことから自身へのフィット感があったため、HECを選んだ。
(本音・個人的理由)
- はっきりとしたキャリア展望がなく会社に残ることも選択肢として捨てていなかったため、社費での留学を前提としていた。
- 会社の制約で、留学期間2年未満の学校から選択する必要があったため、欧州・アジアの学校を中心に受験校を選択した。
- 自身の留学を決意した経緯から、「2年未満でなるべく期間が長い」、かつその後のマーケットバリューも考えて、「ランキング上位校(20位以内くらい)」、かつ普段の生活に退屈しないように「都市部へのアクセスがある」という3つの基準でスクリーニングして、LBS、HEC、NUS、ESADEの順に受験校を決定した。
- LBSとはご縁がなく、HECから早々にオファーをもらったため、HECに行くことにした。
・受験スケジュール(社費の場合社内選考含む)
2017年9月 社費選考応募
応募告知を見て、留学するのも悪くないなと思い、急遽上司に相談して1週間後に応募。
社内ではTOEICの点数が800点ほどあれば応募ができ、当時900点くらいだったので、その点は問題なかった。1週間ほどして書類選考突破の通知を受領。
応募告知を見て、留学するのも悪くないなと思い、急遽上司に相談して1週間後に応募。
社内ではTOEICの点数が800点ほどあれば応募ができ、当時900点くらいだったので、その点は問題なかった。1週間ほどして書類選考突破の通知を受領。
2017年11月 社費選考(面接)
人事部との面接で、将来的なキャリアビジョンや自身の本気度について問われた。(途中で挫折してしまう人もいるため)
また、社費MBA生としては社内ではかなり若手であったため、卒業後転職しないか強く問われた。
人事部との面接で、将来的なキャリアビジョンや自身の本気度について問われた。(途中で挫折してしまう人もいるため)
また、社費MBA生としては社内ではかなり若手であったため、卒業後転職しないか強く問われた。
2018年1月 社費選考合格の通知
11月以降時間も経っていたことでやや興味が薄れていたことに加え、そもそも選考に通ると思っていなかったので、改めて気合を入れて取り組みを開始。
TOEFLの対策を開始するとともに、先輩から紹介されRoundOneのラウンド氏にコンタクト。今後の受験プランについて話す。
11月以降時間も経っていたことでやや興味が薄れていたことに加え、そもそも選考に通ると思っていなかったので、改めて気合を入れて取り組みを開始。
TOEFLの対策を開始するとともに、先輩から紹介されRoundOneのラウンド氏にコンタクト。今後の受験プランについて話す。
2018年5月 TOEFLスコアメイクを一旦終了(103点、4回受験)
スピーキングが足を引っ張り、思ったより点が伸びなかったが時間もないのでGMATの対策に軸足を移す。濱口塾に申し込みをし、ひたすら過去問を解いていく作業を続ける。
スピーキングが足を引っ張り、思ったより点が伸びなかったが時間もないのでGMATの対策に軸足を移す。濱口塾に申し込みをし、ひたすら過去問を解いていく作業を続ける。
2018年7-8月 中だるみ
仕事が忙しかったこととモチベが低下したこともありほとんど勉強できなかった。
仕事が忙しかったこととモチベが低下したこともありほとんど勉強できなかった。
2018年9月 GMAT初受験(660点、出願スコア)
結局このあと12月にかけて3回受験したものの、すべてスコアが660点と変化なし。これが実力だと感じた。
結局このあと12月にかけて3回受験したものの、すべてスコアが660点と変化なし。これが実力だと感じた。
2018年10月 エッセイ準備開始
RoundOneのエマと週に1回程度Skypeで会話しながらエッセイの準備を開始した。11月半ばのHECの締め切りに向けて取り組んだ。基本的には自身で作成したエッセイを、エマが添削して綺麗な英語にしつつ、エピソードのブラッシュアップなどをしてくれた。
RoundOneのエマと週に1回程度Skypeで会話しながらエッセイの準備を開始した。11月半ばのHECの締め切りに向けて取り組んだ。基本的には自身で作成したエッセイを、エマが添削して綺麗な英語にしつつ、エピソードのブラッシュアップなどをしてくれた。
2018年11月 HEC出願、LBSの出願準備に取り掛かる、インタビュー対策開始
2018年12月 HEC面接×2@東京、オファー通知
HECの志望度は2番目であったため、この時点でNUSとESADEへの出願準備は終了。(合否を待ってから準備に取り掛かる予定だった)
HECの志望度は2番目であったため、この時点でNUSとESADEへの出願準備は終了。(合否を待ってから準備に取り掛かる予定だった)
2019年2月 LBS出願、LBS不合格通知、HEC進学決定
・利用した予備校、カウンセラーなど
- RoundOne(MBA受験総合、エッセイ、インタビュー):細かいことを何でも質問でき、メールで随時対応してくれるのでありがたかった。会話をする場合は海外時間でのSkypeになるため、生活リズムのマネジメントが大変だった。
- 濱口塾(GMAT対策):問題が豊富で解き終わることはなかった。また自分の時間に合わせて動画で解説を見られるのは良かった。
・実際に入学してみてどうか
- 様々なバックグランドの学生が多く、授業のディスカッションでも多様な視点に驚かされる。また学生は非常に積極的に発言をしている。
- 固定されたグループで課題などに取り組む時間も多く、日本で仕事をしていたときが、いかに画一的な環境であったか気づかされる。
- 以前にも来ていたので分かってはいたが、キャンパス周辺には特に何もない。ただ、週末にパリに出かけてリフレッシュしたり、地方都市や欧州各国への旅行はしやすい。
- HECというよりも、フランス全般だが、手続き関係は非常におおざっぱでストレスがたまることが多い。
・受験生へのメッセージ
- HECは昔から日本人学生に対して非常に協力的で、アドミッションもかなり重要視してくれています。ちょっとした質問や、CVの添削なども引き受けてくれますので、お気軽に相談されるとよいと思います。