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105人の冒険者たち 壮大なアルプスへと旅立ちました!

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MBA生がシャモニーへ!雪、温泉、そして友情の旅 ブログをご覧の皆さま、こんにちは。S24のKTとZYです。今回は、MBA生が主催するシャモニー旅行についてご紹介します。 2024年11月、MBA学生が運営するFrench Connection Clubが、今年最大のMBA生向け旅行を企画しました。目的地は、フランス・アルプスの象徴ともいえるシャモニー・モンブラン! 今回、私たちは初めて100人を超える学生主催の旅行に参加することになり、どんな旅になるのか期待に胸を膨らませていました。 目的地まではバスでの移動でしたが、フランスでは長距離バスの運転手には2時間ごとに45分の休憩を取ることが義務付けられています。午後4時に出発し、シャモニーに到着したのは深夜0時前後。長時間の移動ではありましたが、途中でフランス最高峰モンブランを望みながら、壮大な自然に包まれたシャモニー景色を楽しむことができました。 しかし、翌日に想像もしなかった過酷なハイキングが私たちを待っていました。 雪に挑む、過酷なハイキング シャモニーといえば、アルピニズムの聖地。私たちの旅も例外ではなく、雪を求めて過酷な登山に挑戦しました。私たちの目的は「全員で登頂すること」。途中、すべてが真っ白に染まる雪道を進みながら、異なる国籍・文化を持つ仲間たちと励まし合いながら山頂を目指しました。 同じ目標に向かう中で、誰かが滑りそうになれば手を差し伸べ、体力が尽きかけた仲間には「あと少し!」と声をかける。そうして、お互いに力を貸しながら進んでいきました。滑って転びながらも、何度も立ち上がり、仲間と笑い合うその瞬間は、MBA授業以上の価値を感じました。 そして、ついに標高2000mの山頂に到達したとき、目の前には言葉を失うほどの絶景が広がっていました。その景色は、きっと一生忘れないでしょう。 フランスの温泉体験:Les Thermes de Saint-Gervais Mont Blanc 翌日、ハイキングで疲れ切った私たちを癒してくれたのは、サン・ジェルヴェ・モンブラン温泉(Les Thermes de Saint-Gervais Mont Blanc)でした。 フランスの温泉文化は日本とは異なり、多くの施設が水着着用のスパ形式です。広々とした温泉に浸かりながら、みんなで円になって旅の思い出を語り合った時間は、ま...

Japan Night 2024 が開催されました。

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2024 年 11 月 20 日、 HEC パリにて「 Japan Night 」というイベントを開催しました。このイベントでは、 HEC パリの学生たちに日本文化を紹介し、美食や伝統を楽しんでいただく機会を提供しました。世界各国から集まった学生たちが、日本の魅力に触れる貴重な一夜となりました。 イベントでは、寿司、たこ焼き、から揚げなど、私たちが心を込めて準備した日本食を提供しました。また、それだけでなく、高級な日本酒も振る舞うことができ、多くの学生に喜んでいただけました。初めて日本酒を味わった学生も多く、「フルーティで飲みやすい!」といった感想をいただく場面もあり、日本の味覚が広く受け入れられたことを実感しました。来場者は 180 名に達し、大変な賑わいとなりました。 ま た、文化体験として、着物や法被をはじめとする日本の伝統衣装、さらにはアニメキャラクターのコスプレも楽しんでいただきました。セーラームーンの衣装や華やかな着物姿の学生たちは会場の注目を集め、多くの笑顔とともに写真撮影が行われました。これらの体験を通じて、日本の多様な文化に触れる機会を提供できたことを嬉しく思います。 HEC パリは、 60 を超える国籍の学生が集う国際的なコミュニティであることが特徴です。その中で「 Japan Night 」のような文化交流イベントは、毎年恒例となり、学生同士の理解と絆を深める場として重要な役割を果たしています。多文化交流の経験は、将来のグローバルなビジネスや国際的な協力においても大きな財産となるでしょう。 「 Japan Night 」は、日本文化を海外に発信する素晴らしい機会です。 HEC パリの学生たちが日本の伝統に触れ、楽しむ姿を見るたびに、日本と世界をつなぐ架け橋となる可能性を感じます。今後もこのイベントが続き、さらに多くの人々に日本文化を広められることを期待しています。次回はどのような形で展開されるのか、ますます楽しみです。 HEC パリの公式サイト、公式 SNS にも掲載されましたので、良ければご覧ください。 (公式サイト) From Sushi to Saké: HEC Students Celebrate Japanese Culture in Style | HEC Paris ( Linkedin ) https://www.l...

米国コーネル大学への交換留学

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現在、私はアメリカ・ニューヨーク州イサカにあるコーネル大学ジョンソンスクールに交換留学中です。この記事では、HEC ParisのMBA受験を検討している方やアメリカの交換留学に興味のある方を対象に、HECと比較する形でCornellでの留学生活についてお伝えします。 特に関心が高いと思われる 授業、授業以外の生活、コスト の3つの観点で比較していきます。 1. 授業 授業の 雰囲気と質 一般的にアメリカのビジネススクールは学生の平均年齢が欧州より若いため、授業の雰囲気も比較的フレンドリーで活発です。一方、HECは年齢層が高めで、やや落ち着いた印象があります。授業の質は大学全体ではなく、教授次第という印象です。個人的には、コーネルは全体的に授業の質が安定しており、HECは好みがわかれる授業が多かったと感じました。特に、戦略系の授業に関しては、HECで受講したものが個人的に最も学びが深かったです。 履修の幅と授業形式 コーネルのような総合大学では、MBA以外の修士課程の授業も履修可能です。私はMBA以外の人事や不動産のマスターの授業も受講しましたが、これが非常に興味深い経験でした。これはHECにはない大きな利点です。アメリカではレクチャーベースの授業が多いのに対し、HECではグループワークの比率が高く、参加型の授業が中心でした。 また、授業内容においては、HECはアカデミックな志向が強い一方で、コーネルは実務に直結した内容が多いです。例えば、ファイナンスの授業では、HECは理論重視でしたが、コーネルではエクセルを用いたモデリング演習など実践的な課題に取り組みます。 英語環境 英語力に関しては、HECでも授業はすべて英語ですが、教授によってはアクセントが強い場合があります。ただし、想定していたよりもコーネルでも非ネイティブの教授が多く、英語力に大きな差は感じませんでした。ただ、授業外の環境も含めて英語漬けの日常を送りたい方には、コーネルのような英語圏の大学への交換留学をおすすめします。特にノンネイティブの方は、欧州のスクールで英語に慣れて、交換留学で英語圏でブラッシュアップするというのはとてもいいと思います。 2. 授業以外の生活 キャンパス環境 HECも郊外に位置していますが、コーネルはさらに田舎のイサカという街にあります。ニューヨーク市まではバスで約4時間かかるため...

サマーインターン(日本)について

こんにちは。 これまでもインターンに関して様々な情報をお届けしてきましたが、日本におけるインターン就活について、以下のトピックでご紹介します。 MBA卒業後のキャリアを見据えたサマーインターン獲得戦略 実際に行った戦略とスケジュール サマーインターンを通じた学び まとめ *サマーインターンの選考フロー等については過去記事をご参照ください。 1. MBA卒業後のキャリアを見据えたサマーインターン獲得戦略 MBAを目指している皆さまは、MBAを通じて何かしらの変化を人生にもたらすことを目標とされていると思います。MBAは社会人のぜいたくな夏休みでもありますが、そんな夏休みの間にも夏休みがあります。 人生の夏休みの夏休みということで最大限楽しみたいところですが、私はMBA卒業後のキャリアチェンジを目指すにあたってこの機会を活用すべくサマーインターンに参加してきました。 MBA卒業後のキャリアチェンジは一般にIndustry(業界) / Function(職種) / Geography(地域) のいずれか/複数を変えることだと言われます。どの軸を変えることも簡単ではありませんが、個人的には日本でサマーインターンを行うことはどのようなキャリアチェンジにも通じる良い戦略だと考えています。 日本への転職を考える場合にはもちろん希望するIndustryやFunctionでのインターンが就活におけるいい経験になりますし、海外現地就職を希望する場合にも、グローバルブランド(MBBなどのコンサル、Amazonなどのグローバルtech、J&Jなどの製薬)でのインターンは強力なブランドバリューになることで就職活動もしくは卒業前のインターンに有利に働くことになります。こうしたグローバルブランドの現地インターンを獲得するよりも日本のインターンのほうが通過確率が高いことも直感的にご理解いただけると思います。 2. 実際に行った戦略とスケジュール 基本的には応募数を最大化することが基本戦略となります。日本でMBA生向けにオフィシャルなインターン募集を出している企業は多くないため、オフィシャルに出していない企業に対しても機会を探索することが大切になります。 1月入学の私は以下のようなスケジュールでインターン就活を行いました。 2023年11月       ...

授業紹介 - Capstone

HEC Paris で受けた授業の中で、一番印象に残った授業、 Capstone について紹介したいと思います。 9 月入学者は Term2 の始まりから Term3 の終わりまで続く、 MBA Project で、課題を自ら設定し、アプローチとそこから結論を導く、プログラムです。 一方で、各レクチャーの後にどんな Take Away があったか、がホワッとしているのか、当の私自身も Capstone の目的(全体像)や、なぜそのレクチャーをするのか、それを通して何を学べるのか、なかなか理解できずにいました。しかし、夏のインターンをしていた時に、資料を一番見直し、 MBA で受けた授業の中で、最も実践的だったと後から実感したので、ここで紹介したいと思います。   1.   Capstone ってなに? 今年から始まった授業。教授陣またスクール側もまだ手探りで作り上げている、という印象 早朝からの体験( Intake によりどうような形になるか分かりませんが、ワクワクがなくなるのでここでは割愛)からスタートし、月 1 度程度のペースで全体講義が設けられている 主に 3 つの Phase からなり、特に下記(2)ではゲストスピーカーや MBA だけでない HEC Paris の教授の講義      1) Trend Gazing      2) Issue setting      3) Report & review (peers’ reviews) Issue setting について、複数回グループワークでそれぞれ異なる方法でフィードバックをもらい(おそらくそれもプログラムの意図するところ)、視点を変えて再考する機会がある。 Review について、クラスメイトの Report の Review を複数回を行い、その Peer’s review についてさらに Review をする設計がされている。また提出した自分の Report については、 Peer’s Review と AI が判定した Review のフィードバックをもらう   2.   なにがどのように役に立ったか    ...

受験体験記58 IT/通信・私費

1.      基本情報 入学月: 2023/9 出身業界:直近  IT/ 通信 留学形態:私費 英語・海外経験:イギリス、インド、計約 5 年 受験校: IE, HEC Paris 合格校( Waitlist 除く): IE, HEC Paris IELTS 提出スコア: IELTS 7.0 GMAT 提出スコア: GMAT 650 HEC へのキャンパスビジット:有り   2.      Why MBA? (1)    アドミ用 - 経験則ではない体系的なリーダーシップ - ビジネスの多角的理解 (2)  本音・個人的理由 - 海外経験の中で日本という枠だけでは生き残れないだろうという危機感 - キャリアを「何ができるか」で選んでいたところから「何がしたいか」で選びたかった - 敷かれたレールや、会社名などを基に今後の道が予想できる( 2 年後昇進とか)現状に面白みを感じず、時間を浪費していると感じたから   3.      Why HEC? (1)    アドミ用 - ユニークなリーダーシッププログラム - コミュニティの強さ - 生徒の多様なバックグラウンドとマチュアネス (2)  本音・個人的理由 - マーケティングと戦略への興味 - 資金面の現実性 - 英語圏以外で+ α としてのフランス語と新しい文化(考え方、ものの見方などに大きく影響しているもの、こと)に触れる - ネットワーク   4.      受験スケジュール 2021 年 01 月   コロナ日本一時帰国時受験、 IELTS ( 1 回目) 7.0 ( MBA を具体的に考えておらず) 2021 年 03 月 再渡印。 5 月のパンデミック後 MBA 受験を決意 2021 年 07 月 コロナ再一時日本帰国 2021 年 08 月     GMAT 開始(独学) 2021 年 10 月 独学の限界を感じオンライン講座申し込み開始 2021 年 12 月    GMAT 650 ( 3 回目) 2022 年...